歯周補綴
株式会社LEAPでは、代表 菅原淳が
歯周病専門医院に勤めていた経験をもとに、
スタッフが一丸となって補綴物の製作にあたっております。
臼歯部における歯周補綴の必要項目である
エンブレジャーやカントゥア、
トランジショナルラインアングルを
症例ごとに適切に付与する事はもちろんですが、
患者さんのプラークコントロールスキルによっても
形態を考えていきます。
特に審美的な要件も重要視される前歯部症例などは、
歯科医院様との話し合いにより、ご要望に合った歯周補綴を
製作します。
歯周病の程度によって補綴形態を変更しておりますので、
歯周補綴でありながら審美的要件を満たすことも可能です。
食物残渣やプラークが付着することが限りなく少なく
スケーリング後の補綴物に傷も付きづらい。
しかも歯肉の退縮によるブラックトライアングルの出現が起きにくい。
ジルコニアという材料に注目しました。
(プラークレスクラウンとして定義)
審美はもちろんですが、
歯周補綴に必要な項目からもジルコニアを使用した補綴物をお勧めしております。
ジルコニアクラウンを患者様に奨める医院様も増えています。
歯周補綴制作の際に、お気軽にご相談ください。
●歯周補綴の定義
・動揺を含む高度に進行した歯周病において、歯を維持する為の補綴物。
・歯周組織、特に歯肉などに害を与えない補綴物。
・咬合などに配慮し、永続的に口腔で機能出来るような補綴物。
・食物残渣、プラークなどが付着しづらく、かつ停滞しづらい 。
しかも容易に取り除くことが出来ることを前提に作った補綴物。
症例紹介
2000年
2015年
この症例は2000年に製作し、セットしたメタルセラミックの症例です。
術後の写真は2015年の状態です。セットから15年たった現在でも非常に綺麗な状態です。
この患者様の予後が良いのは、私たち歯科技工がよい補綴物を製作したから残せた結果ではありません。
最終補綴物を製作するために土台になる骨や歯肉を整え、綺麗な印象を送ってくださった歯科医師の先生。
きれいな歯肉を保つための丁寧な衛生や、モチベーションの上がらない患者様に対しての
衛生指導などを行ってくださった歯科衛生士の皆様。
自分の口腔内に興味を持ち、高いモチベーションを持ち続けた患者様。
このすべての役割を個々がしっかり行えた結果だと思っております。
私たち歯科技工士は常に患者様の近くにいるわけではありませんが、
歯科医療の一助になれるよう日々精進して参ります。
●プラークレス・クラウンとは
プラークが付きづらく、生体親和性に優れるという特性を持つ
ジルコニアを使用し、 歯周補綴の要件を満たしたクラウンです。
患者様のプラークコントロールのサポートや
衛生士さんのメンテナンスのしやすさにも繋がります。